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機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 2期 地球支部編 感想

  • あらすじ

夜(ryを倒した鉄華団。マクギリスと正式に手を組む事に。

一方その頃、アーブラウで軍事顧問を務めていた鉄華団地球支部では、タカキがアストンをしばしば自宅に誘って、妹のフウカと3人で食卓を囲み、親交を深めていた。

やがて防衛軍発足式典が行われる事になり、地球支部責任者であるチャドが出席。

しかし、テイワズからの派遣者、ラディーチェの裏切りにより、防衛軍発足式典前の蒔苗とチャドが爆破テロに巻き込まれてしまう。テロがきっかけでアーブラウとSAUが戦闘を開始。

鉄華団地球支部の面々は、ラディーチェから紹介された傭兵ガラン・モッサと共に戦場へ。

オルガは地球支部の様子がおかしいと気付き、三日月達とMSを地球へと向かわせる。

負傷したチャドの不在中リーダーを務めることになったタカキは神経をすり減らしながら戦う。アストンと、必ずフウカのところに帰ろうとお互いに誓い合う。

長引く地球の混乱を収束させるため、出撃したマクギリス率いる地球外縁軌道統制統合艦隊が

タカキ、アストンと鉢合わせ。

阿頼耶識の動きを見たマクギリスは相手が鉄華団と判断し、オルガと手を組んだことを伝えようとするも、敵の言葉だとタカキ達は聞かない。

自身の生存の為、マクギリスは仕方なく武器を振るい、タカキをかばってアストンが致命傷を負う。アストンのマンロディに捕まり動けない中、ガランに狙われ絶体絶命のマクギリスの元に、バルバトスが助けに入る。

地球に到着した鉄華団本部団員達の助けによってラディーチェの裏切りとガランの策略が暴かれた。

ファミリーネームを分けた弟分であるアストンの死に激昂した昭弘がガランと戦い、勝てないとわかったガランは自爆。

ラディーチェは自分は地球支部の為を思ったのだと弁解しようとしたが、タカキの手で銃殺された。

その後、マクギリスは鉄華団にGHの創始者アグニカ・カイエルの姿を見たと鉄華団へ期待を寄せる理由をオルガに伝える。

マクギリスがGHの頂点に立った暁には火星を鉄華団に託し、鉄華団は「火星の王」になると、マクギリスは言う。

オルガは「火星の王」に乗り気、三日月をはじめ団員達もオルガが決めた事だと了解するが、タカキは更なる命の危険に身を投じることに抵抗を感じ、フウカを想って退団を決意。

地球支部は解散し、鉄華団はタカキと別れた。

 

  • 感想

あらすじ長っ。これでも削りまくってるのに。

 

ラディーチェが脚本の都合を背負ってザ・無能になってしまった。

  1. 裏切りがバレれば報復(死)が待ち受けている
  2. ガランには捨てられる可能性が高い
  3. 動機が「ムシャクシャしていた」レベル

といった感じで、こんな何の保証もないのに大した動機もなく裏切らないだろ。

そんなことすら考えられない無能だから死ぬのは必然だったんじゃなくて有能っぽく描こうとして失敗してるぽいのが受けつけない。

別にラディーチェ裏切らなくてもテロでラディーチェ、チャドが負傷→ガランがラディーチェの紹介だと偽り仲間ヅラ→アストン死亡には持っていけた気がする。タカキにケジメつけさせたかったんならガランと一緒に参謀ぽいキャラを入れればいいわけで…。

この後きちんとラディーチェがテイワズ派遣である事を何かしら拾ってたら脚本都合じゃなかったんだと思えたけどぶん投げたからね。もう都合としか言いようがない。

 

タカキのケジメまわりもタカキを無駄に綺麗な存在に仕立て上げようとしてるのが変。

ついさっきまで戦場にいた人間を指して「優しいから人殺しできないのでは」とラフタが言うのはどう考えてもおかしい。

一応その後昭弘が、「地球支部で一緒にいたわけだし、ラディーチェ個人に対してタカキが情を持っていてもおかしくない」というような台詞を言ってたからまだここは許せるけど。

なので自分は、帰宅したタカキがフウカを抱きしめられないのはアストンを死なせてしまったからだと思ったけど、ラディーチェ殺して汚れた手で妹に触れられないからって評価が多いし、多分脚本はそういうつもりなんだろうなって思うとモヤる。他人の感想にどうこう言うつもりはないけど、脚本がそういう意図だとしたら嫌だなって。

 

あとジュリエッタが小学生みたいで好きになれず、というか腹立たしくて困ってる。

ガランの事を想って泣くのはまだいいけど「おじさまは!誰よりも強くて…優しくて!」と言うのは各方面に失礼だしガキ丸出し…。

ラスタルはもっと有能な部下を持つべきでは??

 

などと文句を言いつつ、なんやかやラストは楽しんだ。

ラフタが昭弘の名前呼んでばっかで、好きすぎるだろ…とか思ってたら本当に恋愛感情らしくて、指摘してくれるし名瀬さんに黙ってくれるアジーさん最高。

タカキの一連の流れはビスケットを想わせるものがあって、オルガがビスケットに言えなかった「今までありがとう」を言えたところは泣ける。

至るまでの過程に脚本都合の無理矢理展開があったとしてもそれぞれのシーン盛り上げるのはうまいなあ。

 

三日月とオルガがこれからの事を話して締めくくられるわけだけど、「思ってたより遠いなあ」って三日月が言うのは、やっぱり道を間違えてるからのような気がする。

もう何も目指す必要ないんじゃないですかね?

まあこれも三日月とオルガの過去回想が明かされない限りなんとも言えない。

 

今回の三日月さんの素晴らしい一言

「邪魔」

でした。